青茶・26年武夷岩茶大紅袍
販売価格: 4,280円~41,610円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
商品詳細

一言キャッチコピー
きな粉を思わせる甘香と、流香澗の深い厚み。二つの大紅袍を飲み比べる。
このお茶について
2026年の武夷岩茶 大紅袍を、テロワールブレンドの大紅袍と、シングルテロワールの流香澗大紅袍からお選びいただけます。大紅袍は香ばしい甘さ、わずかな果実酸、とろりとした質感が親しみやすい一杯。流香澗大紅袍は、穏やかな火入れの奥に旨味と厚みがあり、飲後にも量感のある余韻が続きます。甘香の重なりを楽しむか、一口の深みと余韻を追うか、お好みの味わいからお選びください。
香りと味わい
大紅袍は、きな粉のような甘い香ばしさと果実感が重なり、茶味と旨味を経て甘さが広がります。流香澗大紅袍は、茶葉本来の香りを支える穏やかな炭焙と、シルクのような舌触りが特徴です。二煎目には味わい、甘み、余韻の移り方がより明確になり、鼻へ戻る香気に清涼感も感じられます。どちらも抽出後の茶器まで確かめると、甘香や果実の気配をさらに楽しめます。
この二種の武夷岩茶大紅袍を、さらに詳しく
【2026年 武夷岩茶 大紅袍】は、きな粉を思わせる甘香と、果実感がやわらかく重なるお茶です。お湯を注ぐと、控えめな焙煎香の奥から香ばしい甘さが広がり、茶葉の旨味を含む香りが寄り添います。口に含むと、わずかな酸味がフルーティーさを引き立て、とろりとした茶湯が舌になじみます。茶そのものの味に旨味が重なり、最後に甘みがじわじわと増して口の中を包みます。少し温度が落ち着くと、とろみと甘さをさらに感じやすくなります。茶器にはミルキーな甘香と果実香が残ります。親しみやすい甘さと香味の重なりを楽しめるため、初めての方にもおすすめです。
大高勇気|バイヤー視点の解説
私が評価したのは、飲みやすい甘さを支える茶味と旨味があることです。香ばしさは穏やかで、きな粉を連想する香りの奥にも味の深さを感じます。わずかな酸味は突出せず、果実のような明るさを添えています。舌に軽いとろみが触れ、茶の味、旨味、甘さの順に印象が動くため、親しみやすくても単調になりません。温度が落ち着くにつれて甘さと質感が捉えやすくなり、香味の細かな重なりを追えます。抽出後の茶器では乳を思わせる香気と果実の気配に、静かな香ばしさが加わります。飲む前から飲後まで甘香の性格がつながっていることも魅力です。やさしい飲み口の中に味わいの順序があり、最後まで輪郭を保つ調和を評価して、このお茶を選びました。
【2026年 武夷岩茶 流香澗 大紅袍】は、やさしい飲み口に深い厚みと長い余韻を備えたお茶です。お湯を注ぐと、穏やかな炭焙に支えられた茶葉本来の香りが現れ、旨味を感じさせる気配が広がります。口に含むと、シルクのようになめらかな茶湯に茶味と旨味が重なり、味わいが引くにつれて甘みと清涼感へ移ります。二煎目では味、甘み、余韻の流れがさらに明確になり、飲後も厚さを保った感覚が続きます。鼻へ戻る香気には涼やかさがあり、茶器には果実香とやさしい香ばしさが残ります。一口の奥行きと、飲み終えた後の広がりを楽しみたい方におすすめです。
大高勇気|バイヤー視点の解説
最初に確かめたのは、炭焙が原料の持ち味を覆わず、支える役割を果たしていることです。甘い香りだけでは説明できない旨味の気配があり、穏やかな入口にも十分な充実感があります。舌を滑るような質感の後、茶味が引きながら甘さへ変わる過程を、濃さとは別の評価軸として見ました。二煎目はその順序を追いやすく、後口に残る感覚にも太さがあります。余韻の長さに加え、飲んでいる間の量感が飲後にも続く点が印象的でした。鼻へ戻る香りには清涼感があり、口中だけで捉えるより広がりを感じられます。茶器に残る果実の気配、甘香、穏やかな香ばしさも一つにまとまっています。山場の名前だけで判断せず、火入れとの調和、滑らかな味の移行、厚さを保つ後口を一杯の中で確かめ、このお茶を選びました。

TEA ORIGIN
岩韻が息づく茶の聖地──武夷山(ウーイーシャン)
武夷山は、中国福建省の北西部に位置し、世界文化と自然の両方の遺産に登録された名山です。断崖絶壁と渓流が織りなす独特の景観は「九曲渓」に象徴され、古来より名茶・武夷岩茶のふるさととして知られてきました。
標高200〜600メートルの山々は、昼夜の寒暖差が大きく、岩肌に根を張る茶樹は鉱物を豊富に含む岩土に育まれます。この特別な環境が、岩茶特有の「岩韻(がんいん)」と呼ばれる奥行きある香味をもたらします。春には一芯二葉を丁寧に摘み取り、伝統的な半発酵と炭焙煎の技法によって、しっかりとした骨格と芳醇な香りを備えた茶に仕上げられます。
武夷岩茶は、焙煎香と花果香が重なり合う複雑な香りと、厚みのある味わいが特徴です。口に含むと柔らかな甘みと深い余韻が広がり、飲み進めるごとに重層的な風味が現れます。まさに「岩韻」と呼ばれる唯一無二の魅力がここにあります。
武夷山が育んだ、気高き岩韻の一杯。
大地と岩が織りなす至高の味わいを、ぜひご堪能ください。
MICRO TERROIR
岩香が流れる名渓の茶郷──流香澗(リョゥシャンジィェン)
MICRO TERROIR
流香澗は、中国福建省・武夷山の核心景勝地に連なる名渓のひとつ。切り立つ岩壁と渓流がつくる狭い谷筋に小区画の茶畑が点在し、岩肌に根を張る茶樹が独自のミネラル感と厚みを宿します。産地表示は“ここで育った茶樹”が前提で、渓谷の地勢がそのまま香味の骨格を形づくる、武夷岩茶屈指の小微産区(マイクロテロワール)です。
岩層は丹霞地形の砂岩・礫岩が主体。排水性に優れ、昼夜の寒暖差と九曲渓から立ち上る霧が芽をやわらかく育てます。春の短い採取の窓に一芯二葉を手摘みし、伝統の半発酵―炭焙(炭火焙煎)で丹念に仕上げ。小区画モザイクと人力搬出ゆえに収量は少なく、肉桂・水仙・大紅袍系統などの樹が、渓ごとの表情を端正に映します。
流香澗の岩茶は、立ち上がりに香檀・花果香、芯に“岩韻”と呼ばれるミネラルの張り。口当たりは厚く、舌上でとろみを感じさせつつ、後口は澄んで一直線に伸びます。焙煎香と蜜様の甘みが層をなし、杯を重ねるほどに清らかな余韻が長く続きます。
流香澗が育む、岩韻際立つ武夷岩茶。
渓谷の気配を宿す一杯を、ぜひご堪能ください。
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