黒茶・05年雲南熟プーアル・勐海宮廷

黒茶・05年雲南熟プーアル・勐海宮廷

販売価格: 5,700~38,190(税込)

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商品詳細

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法が文章解説に進化しました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文  3つの視点から、わかりやすく解説します。


【熟プーアル茶 勐海 宮廷・西定(2005年)】は、宮廷等級の新芽をふんだんに使用し、まろやかさと上品さを兼ね備えた逸品です。 お湯を注ぐと、19年のエイジングを経た深みのある陳香と、ほんのり黒糖を思わせる甘い香りがふんわりと立ちのぼります。 口に含むと優しく繊細な甘みが広がり、なめらかな舌触りとともに上品な発酵香が余韻まで続きます。 甘みと旨味、後味の持続性すべてが高い水準で調和しており、長期熟成プーアル茶の魅力を余すところなく楽しめるお茶です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 雲南・勐海県西定の宮廷等級(幼芽主体)だけを用い、ゆっくりと時を重ねて角を削ぎ落としたロットです。 お湯を注ぐと、端正な陳香の奥から黒糖蜜や棗、ほのかなカカオ殻を思わせる甘い香りがふわり。香りは厚みを保ちながらも過度に主張せず、静かに杯を満たします。口に含めば、茶湯は絹のように滑らかで“口溶け”がよく、幼芽由来のやわらかな甘みと円みのある旨味が層を描いて舌の上に滞在。発酵香は端麗で、味の輪郭を邪魔せずに余韻まで寄り添います。 飲み終えた後は、清らかな甘香と微かな清涼感が長く残り、品よく締まる後味が心地よさを持続させます。バイヤー視点では、原料の純度・発酵管理・熟成環境の三条件が高い次元で噛み合い、雑味のない透明感が徹底されている点を高く評価しました。上質な味わいと、まるで砂糖菓子の欠片が舌の上でそっと溶けていくような口当たり――後味に至るまで“最高等級”と呼べる完成度です。純度の高い甘みを静かに愉しみたい方に、自信をもっておすすめいたします。

勐海宮廷・西定生産年:2005年春
賞味期限:50年

雲南省・勐海西定の静謐な茶郷──西定(せいてい)
西定は、中国雲南省西双版納州・勐海県の山あいに位置する、歴史ある生プーアル茶の産地です。豊かな原生林と清らかな湧き水に恵まれたこの地では、樹齢数百年の古茶樹が今も健やかに育ち、少数民族の人々によって代々守られてきました。

標高は1,400〜1,700メートル。昼夜の寒暖差が大きく、朝夕は濃い霧が立ち込め、日中はやわらかな日差しが茶葉を包みます。この環境が、香り高く滋味深い茶葉を育てます。春になると村人たちが一芽一葉を丁寧に手摘みし、農薬や化学肥料を使わない伝統的な製法で仕上げます。

西定の生プーアル茶は、透明感のある花香とまろやかな甘み、そして奥行きのあるコクが魅力です。口に含むと、やさしい甘みが舌の上に広がり、静かで長い余韻が続きます。その味わいは、山の清らかさと人々の手仕事が織りなす結晶です。

勐海西定が育んだ、やさしくも力強い生プーアル茶。
山里の恵みを、心ゆくまでご堪能ください。