24年福鼎貢眉清甜花香・小茶餅

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法を動画解説から文章解説にリニューアルいたします。
これまで動画でのご紹介を中心に行ってまいりましたが、「毎回動画を見るのが少し手間に感じる・見たい部分を探すのに時間がかかる」というお声もあり、このたび新しい形に変更することとなりました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文　　3つの視点から、わかりやすくお茶をご紹介します。
お茶の特徴がより掴みやすい説明文に加え、バイヤー・大高勇気の視点から「なぜこのお茶を選んだのか」「どこに魅力を感じたのか」を丁寧にお伝えしていきます。さらに、産地や栽培環境などの背景もあわせてご紹介することで、お茶を飲みながらその土地の風景や作り手の想いまでも感じていただけるような情報をお届けしたいと考えています。 至らない点やご不明な点がございましたら、ぜひご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。これからも中国茶のある豊かな時間を、どうぞお楽しみください。

【白茶 福鼎 貢眉 清甜花香（2024年春）】は、福建省福鼎で2024年春に手摘みした若芽を、繊細な乾燥と熟成で清らかな甘みと花香を引き立てた白茶です。 2024年ロットは、ふっくらとした上品な味わいにやさしい甘みが溶け合い、貢眉ならではの柔らかなコクと透明感を備えた仕上がりとなっています。 お湯を注ぐと、すっきりとした空気の中にふわりと漂う花の香りが立ちのぼり、春らしい穏やかなアロマが広がります。 口に含むと、まろやかな甘味が静かに舌を包み込み、透き通るような旨味がゆっくりと広がります。 飲み終えた後には、爽やかな清涼感とともにやさしい回甘（戻り甘み）が長く残り、軽やかなのに心まで満たされる余韻をお楽しみいただける一杯です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】
【白茶 福鼎 貢眉 清甜花香（2024年春）】は、福建省福鼎の茶園で春に手摘みされた若芽を、丁寧な乾燥と穏やかな熟成で仕上げた、透明感あふれる白茶です。2024年ロットは、青みのある若々しい風味と、そこから芽吹くようなやさしい花香が絶妙に調和し、新茶ならではの軽やかさが印象的な一杯です。 湯を注いだ瞬間、ふわりと立ちのぼるのは、すがすがしい若葉と淡い花の香り。その香りがまろやかに口中へと広がり、透き通るような甘みと優しいコクがじんわりと感じられます。2024年春の気候が生んだ爽やかな風味が、清涼感のある後味とともに心地よく残ります。 バイヤーとして特に惹かれたのは、この新茶らしい青みと花香のバランスです。今飲んでもおいしいですが、2〜3年熟成させることで、さらに厚みと甘みが増していくポテンシャルを感じています。初々しさと上品さを兼ね備えた、育てる楽しみのある白茶です。

福鼎貢眉清甜花香・茶葉生産年：2024年春
賞味期限：50年

伝統が息づく白茶の名郷・黄岗村（こうこうそん）

黄岗村は、中国の福建省の北東部にある福鼎市の山間部に位置します。福鼎市は、世界的に有名な白茶の産地として知られ、その中でも特に黄岗村は優れた白茶の産地として高い評価を得ています。

黄岗村は磻溪镇（ばんけいちん）に属し、この地域は美しい自然環境と清らかな水源に恵まれています。村の周囲は清らかな山水や肥沃な土壌に恵まれ、年間を通して霧が立ち込める独特の気候が、茶葉に繊細で豊かな風味を与えています。春になると丁寧に手摘みされる繊細な新芽や若葉は、村人たちによって伝統的な自然乾燥法で丁寧に仕上げられます。

黄岗村の白茶は、透明感のある淡い黄金色の茶湯とともに、優しく繊細な香りが特徴です。一口飲むと爽やかな甘さが口いっぱいに広がり、余韻が穏やかに続きます。また、時間を経て熟成させることで、より深くまろやかな味わいが楽しめます。

黄岗村が育んだ、伝統と自然が調和する福鼎白茶。
上質で穏やかなひとときを、ぜひご堪能ください。

福鼎白茶原産地・磻溪黄岗村の生態環境をご覧ください！