18年福鼎寿眉歳月甜醇・小茶餅

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法を動画解説から文章解説にリニューアルいたします。
これまで動画でのご紹介を中心に行ってまいりましたが、「毎回動画を見るのが少し手間に感じる・見たい部分を探すのに時間がかかる」というお声もあり、このたび新しい形に変更することとなりました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文　　3つの視点から、わかりやすくお茶をご紹介します。
お茶の特徴がより掴みやすい説明文に加え、バイヤー・大高勇気の視点から「なぜこのお茶を選んだのか」「どこに魅力を感じたのか」を丁寧にお伝えしていきます。さらに、産地や栽培環境などの背景もあわせてご紹介することで、お茶を飲みながらその土地の風景や作り手の想いまでも感じていただけるような情報をお届けしたいと考えています。 至らない点やご不明な点がございましたら、ぜひご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。これからも中国茶のある豊かな時間を、どうぞお楽しみください。

【白茶 寿眉 歳月甜醇（2018年）】は、福建省で2018年春に摘み取った寿眉を、7年間ゆっくり寝かせて甘みと円熟味を磨き上げたエイジド白茶です。 長期熟成により、穏やかな落ち着きと上品な果実香が調和し、すっきりとした飲み口の中にまろやかな甘みが映える一杯に仕上がっています。手頃な価格ながら高等級らしい完成度を備え、コストパフォーマンスにも優れたロットです。 お湯を注ぐと、ほのかに熟した果実を思わせる甘い香りがふわりと立ちのぼり、やさしく穏やかなアロマが広がります。 口に含むと、滑らかなテクスチャーとともに丸みのある甘味が舌を包み込み、清らかな旨味がすっと重なります。 飲み終えた後には爽やかな後味とやさしい回甘（戻り甘み）が長く残り、歳月が育んだ上質な余韻を堪能できる一杯です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】
【白茶 寿眉 歳月甜醇（2018年）】は、2018年春に摘まれた寿眉を、弊社倉庫にて7年かけてゆっくりと寝かせた自家熟成ロットです。入荷時からすでに骨格のしっかりした原料でしたが、長期のエイジングにより質感に厚みが加わり、今では落ち着きと甘みがバランス良く調和した一本に仕上がっています。 抽出した瞬間に広がるのは、熟れた果実を思わせるやわらかな香り。口に含めば、なめらかな口当たりとともに穏やかで深い甘みが舌をやさしく包み込み、爽やかな酸味が後味を軽やかに整えます。熟成白茶特有の“角の取れたまろやかさ”がありながら、香りの輪郭や風味の透明感もしっかり残っており、エイジド白茶の魅力を存分に楽しめます。 熟成による落ち着きがあるため、食中茶としても活躍し、料理との組み合わせにも広がりを感じさせてくれる、実力派の寿眉です。

福鼎寿眉歳月甜醇・茶葉生産年：2018年春
賞味期限：50年

伝統が息づく白茶の名郷・黄岗村（こうこうそん）

黄岗村は、中国の福建省の北東部にある福鼎市の山間部に位置します。福鼎市は、世界的に有名な白茶の産地として知られ、その中でも特に黄岗村は優れた白茶の産地として高い評価を得ています。

黄岗村は磻溪镇（ばんけいちん）に属し、この地域は美しい自然環境と清らかな水源に恵まれています。村の周囲は清らかな山水や肥沃な土壌に恵まれ、年間を通して霧が立ち込める独特の気候が、茶葉に繊細で豊かな風味を与えています。春になると丁寧に手摘みされる繊細な新芽や若葉は、村人たちによって伝統的な自然乾燥法で丁寧に仕上げられます。

黄岗村の白茶は、透明感のある淡い黄金色の茶湯とともに、優しく繊細な香りが特徴です。一口飲むと爽やかな甘さが口いっぱいに広がり、余韻が穏やかに続きます。また、時間を経て熟成させることで、より深くまろやかな味わいが楽しめます。

黄岗村が育んだ、伝統と自然が調和する福鼎白茶。
上質で穏やかなひとときを、ぜひご堪能ください。

福鼎白茶原産地・磻溪黄岗村の生態環境をご覧ください！