2025年生プーアル・天門山高杆Teabag・極稀

2025年生プーアル・天門山高杆Teabag・極稀

販売価格: 2,100~19,500(税込)

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販売価格: 2,100~19,500(税込)

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商品詳細

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法を動画解説から文章解説にリニューアルいたします。
これまで動画でのご紹介を中心に行ってまいりましたが、「毎回動画を見るのが少し手間に感じる・見たい部分を探すのに時間がかかる」というお声もあり、このたび新しい形に変更することとなりました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文  3つの視点から、わかりやすくお茶をご紹介します。

お茶の特徴がより掴みやすい説明文に加え、バイヤー・大高勇気の視点から「なぜこのお茶を選んだのか」「どこに魅力を感じたのか」を丁寧にお伝えしていきます。さらに、産地や栽培環境などの背景もあわせてご紹介することで、お茶を飲みながらその土地の風景や作り手の想いまでも感じていただけるような情報をお届けしたいと考えています。 至らない点やご不明な点がございましたら、ぜひご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。これからも中国茶のある豊かな時間を、どうぞお楽しみください。

【生プーアル茶 天門山 高杆 TeaBag(2025年春)】は、雲南省・天門山で樹高10 m以上に育つ希少な高杆古樹の若芽を早春に摘み取り、崩れ葉を無駄なくティーバッグに仕立てた超限定ロットです。年間わずか数十キロしか採れない茶葉由来の澄んだ甘みと繊細な旨味が重なり、分類上でも最上位に位置づけられる格別の価値を備えています。 お湯を注ぐと、湧き水を思わせる清らかな甘香がふわりと立ちのぼり、高山の涼気を帯びた凛としたアロマが静かに広がります。口に含むと、とろりと滑らかな飲み口の中に上品な甘みと複層的な旨味が折り重なり、繊細ながら豊かな風味が舌全体を包み込みます。余韻には澄んだ甘香とすっきりとした清涼感が長く残り、高杆古樹ならではの純粋さと気品を静かに物語る一杯です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 雲南・天門山で樹高10m超に育つ高杆古樹の頭春芽を用い、崩れ葉まで無駄なく包んだ超少量ロットです。湯を注ぐと湧水を思わせる澄んだ甘香に高山の涼気が重なり、口に含むととろりと滑らかな質感の中に蜜の甘み、若葉の青み、淡い花香、微細なミネラル感が折り重なって現れます。優しい輪郭ながら味層は多彩で、飲むほどに複雑さがほどける設計です。余韻には透明な甘みと清涼感が長く残り、古樹の純粋さと気品を静かに物語ります。年間採取量はわずか数十キロですが、形の崩れた茶葉をティーバッグ化することが出来ました。バイヤーとしても、この「穏やかさと多層的ニュアンスの共存」を高く評価し、今季の隠れた主役として推薦いたします。

生プーアル・天門山高杆生産年:2025年
ティーバッグ生産日:2025年7月25日
賞味期限:50年

雲霧が開く“最後の扉”──天門山

天門山は、雲南省西双版納州勐腊県・易武鎮最深部、曼乃村委会・馬叭寨の国有原生林にひそむ極小産地です。ラオス国境と接する急峻な稜線に広がり、標高はおよそ1,600〜1,800メートル。集落からはバイクと徒歩で半日以上、道路も観光客も途絶える“易武の最深部”ゆえ、茶園の存在が知られたのは2010年代半ばとごく最近――それが「最後の秘境」と呼ばれる理由です。

常緑広葉樹が生い茂る霧深い森の中、樹高10〜20メートル以上の高杆古樹が点在、なかでも最高木は30 m超――10階建てビル相当。夜明けには乳白色の霧が枝葉を冷やし、昼には強い日差しが葉を乾かす――この大きな寒暖差と湿った空気が葉に蜜のような甘みと澄んだミネラル感を育みます。収量はわずかで、年間の乾燥毛茶は120〜150キログラム程度。摘まれた一芯二葉は竹簾で軽く日晒し萎凋され、弱火で短時間の殺青、やさしい揉捻を経て山風と薄日に委ねて乾かされます。

お湯を注ぐと、野蘭花と白蜜が混ざった柔らかな香りが立ち上がり、口に含めば絹のように滑らかな茶液が舌を包みます。蜜のようなに似た甘み、岩清水を思わせるミネラル感、喉奥にひんやり残る涼感――易武らしい“柔水香”に森林のワイルドな芯が加わった味わいが特徴です。

深い霧と巨木が育んだ天門山生プーアル。
その希少な一杯で、最後の扉の向こうの森を感じてください。