25年大孟宋滑竹梁子・小茶餅
25年大孟宋滑竹梁子・小茶餅
販売価格: 2,850円~26,220円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
商品詳細

【大高勇気バイヤー視点の解説】 西双版納州・勐宋郷の高標高区「滑竹梁子」で育った古樹芽葉を小餅に仕立て、凛とした茶気と清冽な透明感を閉じ込めた一枚です。茶杯に顔を近づけると、高原の朝を思わせる澄んだ香りに、白花と淡い蜜のニュアンスが静かに重なります。ひと口目はしっとりとしたコクとまっすぐな旨味、舌中央には芯の通った茶気がすっと立ち上がり、温度が下がるほど花蜜感が際立ちます。複数煎でも濁りが出にくく、骨格の強さと清らかさが両立。茶杯から立ち戻る香りも端正で、静かな余韻が室内にとどまります。飲み終わりには涼やかな清涼感と上品な甘香が長く尾を引き、生育環境の良さを確信させます。重み・深み・爽やかさの均衡が秀逸だったため、このロットを選びました。
大孟宋滑竹梁子・茶葉生産年:2025年3月29日
賞味期限:50年

凛とした茶気、芯のある重み、深みがはっきりしており、金の骨格が主役です。一方で、高地由来の澄んだ香りや清涼感、透明感が木の表情としてきれいに重なっています。

滑竹梁子は、西双版納最高峰2,429m、最も高い峰ゆえに「屋脊(やせき)」と呼ばれ、ここに点在する極地の古樹茶園です。熱帯の雲霧が尾根を包む夜明け、氷のような冷気が芽を引き締め、日中には強い陽射しが葉を乾かす――大きな寒暖差と絶え間ない雲霧こそが、ここだけの濃厚な蜜香と透明感を生む原動力。
森にそびえる高杆古樹は10〜20m級が多く、枝先で一芯二葉を摘むにはロープや長梯子が欠かせません。こうした過酷な環境ゆえ、仕上がるお茶は「ごくわずか」。しかも家族ごとに釜火や揉捻圧が異なるため、ロットごとに香味が驚くほど個性的なのも滑竹梁子ならではの面白さです。
お湯を注ぐと、高山の野蘭花とアカシア蜜が溶け合ったやわらかな香りがふわり。口に含めば、とろりと厚い茶液が舌を包み、蜜のような甘み、岩清水のミネラル、そしてひんやりとした冷涼感が重層的に広がります。飲み下したあとには、花蜜のような甘さがゆっくりと戻り、胸の奥に高山の澄んだ空気が残るような余韻が続きます。
滑竹梁子が育んだ、生プーアル茶の“矛盾美”――
高嶺なのに丸く甘く、深いのに透明。
雲海の中で生まれた一杯を、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。




