青茶・16年武夷岩茶大紅袍

青茶・16年武夷岩茶大紅袍

販売価格: 11,400~103,170(税込)

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商品詳細

【武夷岩茶 流香澗 大紅袍(2016年)】は、福建・武夷山の名渓「流香澗」の中でも最良の産地で茶樹が育った原葉を用いた、気品ある大紅袍です。 熟した果実を思わせる甘い香りに、蜜のようなまろやかな甘香が重なり、純度の高い甘みが静かに続きます。 口に含むと、茶湯はじわっと体に溶け込むように広がり、強さで押すのではなく“ぐっと”深みを感じさせる味わいが印象的。 一口の中に爽やかさ・甘み・コクが点在し、多層的で完成度の高い風味が静かにほどけていきます。 余韻には上品な茶気がさらりと残り、芯の通ったやさしさとともに、長く澄んだ甘みが口中を包む一杯です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 武夷山の流香澗産の茶葉を用いた、気品と深みを併せ持つ茶葉です。2016年収載後の穏やかな熟成により角がほどけ、香味の純度と骨格の良さがいっそう際立っています。 お湯を注ぐと、完熟果を思わせるふくよかな香りに蜜様の甘香が重なり、岩場由来のミネラル感(岩韻)が静かに立ち上がります。 口に含むと、茶液はするりと滑り、力強さで押すのではなく“芯の深さ”で魅せるコクが内側からにじみます。爽やかさ・甘み・旨味が一杯の中で点在し、層状に解けていく展開が印象的です。 余韻には清らかな甘香と上品な茶気がさらりと残り、体の中へ溶け込むような心地よさが長く続きます。 ここまで清潔にエイジングが進み、芯がすっと通った大紅袍は稀少です。産地が持つ本来の味わいと旨味、そして奥行きが過不足なく表れた完成度を高く評価し、本ロットを選びました。

流香澗大紅袍生産日:2016年5月3日
賞味期限:50年


岩韻が息づく茶の聖地──武夷山(ウーイーシャン)

武夷山は、中国福建省の北西部に位置し、世界文化と自然の両方の遺産に登録された名山です。断崖絶壁と渓流が織りなす独特の景観は「九曲渓」に象徴され、古来より名茶・武夷岩茶のふるさととして知られてきました。

標高200〜600メートルの山々は、昼夜の寒暖差が大きく、岩肌に根を張る茶樹は鉱物を豊富に含む岩土に育まれます。この特別な環境が、岩茶特有の「岩韻(がんいん)」と呼ばれる奥行きある香味をもたらします。春には一芯二葉を丁寧に摘み取り、伝統的な半発酵と炭焙煎の技法によって、しっかりとした骨格と芳醇な香りを備えた茶に仕上げられます。

武夷岩茶は、焙煎香と花果香が重なり合う複雑な香りと、厚みのある味わいが特徴です。口に含むと柔らかな甘みと深い余韻が広がり、飲み進めるごとに重層的な風味が現れます。まさに「岩韻」と呼ばれる唯一無二の魅力がここにあります。

武夷山が育んだ、気高き岩韻の一杯。
大地と岩が織りなす至高の味わいを、ぜひご堪能ください。

岩香が流れる名渓の茶郷──流香澗(リョゥシャンジィェン)

流香澗は、中国福建省・武夷山の核心景勝地に連なる名渓のひとつ。切り立つ岩壁と渓流がつくる狭い谷筋に小区画の茶畑が点在し、岩肌に根を張る茶樹が独自のミネラル感と厚みを宿します。産地表示は“ここで育った茶樹”が前提で、渓谷の地勢がそのまま香味の骨格を形づくる、武夷岩茶屈指の小微産区(マイクロテロワール)です。

岩層は丹霞地形の砂岩・礫岩が主体。排水性に優れ、昼夜の寒暖差と九曲渓から立ち上る霧が芽をやわらかく育てます。春の短い採取の窓に一芯二葉を手摘みし、伝統の半発酵—炭焙(炭火焙煎)で丹念に仕上げ。小区画モザイクと人力搬出ゆえに収量は少なく、肉桂・水仙・大紅袍系統などの樹が、渓ごとの表情を端正に映します。

流香澗の岩茶は、立ち上がりに香檀・花果香、芯に“岩韻”と呼ばれるミネラルの張り。口当たりは厚く、舌上でとろみを感じさせつつ、後口は澄んで一直線に伸びます。焙煎香と蜜様の甘みが層をなし、杯を重ねるほどに清らかな余韻が長く続きます。

流香澗が育む、岩韻際立つ武夷岩茶。
渓谷の気配を宿す一杯を、ぜひご堪能ください。