紅茶・25年祁門紅茶・金針

紅茶・25年祁門紅茶・金針

販売価格: 6,270~41,610(税込)

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商品詳細

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法が文章解説に進化しました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文  3つの視点から、わかりやすく解説します。


【祁門紅茶 金針(2025年)】は、薔薇や花蜜を思わせる気品ある香りが静かに立ちのぼる、最高級グレードの茶葉。極細の金芽が多く、芽と葉のバランスは見事、色沢は油潤で艶やか。口に含むとシルクのように滑らかで、“とろり”と溶ける甘みと円やかなコクが舌を包みます。透明感のある茶湯の奥に芯のある甘味が長く残り、喉奥へすっと伸びる清らかな余韻が続きます。雑味が少なく、甘さと旨味が美しく溶け合い、祁門の格を端正に映す一杯です。濃度を上げても角が立ちにくく、厚みが増して香りの層が繊細に開くのも魅力。ほどよい温度帯で淹れると、甘みと味わいが溶け合う黄金のバランスが生まれます。余韻は長く端正。満足感が続きます。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 極細の金芽を豊かに含む最高等級ロットです。茶杯に注ぐと、バラの気配に花蜜のニュアンスが重なり、清冽で品格あるアロマが静かに立ちのぼります。ひと口目は絹のように滑らかで、透明感の高い茶湯の奥から“とろり”とした甘みと丸いコクがゆっくり広がります。後口には芯の通った甘味が長く残り、喉奥へ澄んだ余韻がすっと伸びます。私は、このお茶の真価は甘さと旨味が一体化する濃度でこそ際立つと見ています。濃く出しても角が立たず層が精緻に開くため、やや高めの茶葉量で短抽出を推奨します。透き通る清潔感とじわりと続く甘みの両立が美しく、祁門の格を端正に映す最高級品です。

金針生産日:2025年4月8日
ヴィンテージ保管:20年(老茶の世界観では古いほど茶葉の味わいと甘味が良くなります)

蘭香たなびく紅茶の銘郷・祁門(きもん)

祁門県は、中国安徽省黄山市の南西に位置し、「祁門紅茶(キーマン)」発祥の地として世界にその名を轟かせています。清朝末期に確立された紅茶製法は今も受け継がれ、山あいに広がる茶園からは、優雅な蘭香(らんこう)をまとった紅茶が生まれ続けています。

標高200〜800メートルの丘陵地帯は、花崗岩質の酸性赤土と徽州盆地から吹き上がる湿潤な霧に恵まれ、茶樹に豊かなミネラルと複雑な香味を授けます。春から初夏にかけて一芯二葉で丁寧に手摘みされた若葉は、萎凋・揉捻・発酵・乾燥の伝統四工程を経て、独特の蘭花香と蜜のような甘みを封じ込めた茶葉へと昇華します。

祁門紅茶の茶湯は、澄んだ赤茶色。ひと口含むと、蘭や玫瑰を思わせる華やかな花香が鼻腔を満たし、続いて、蜂蜜やローストした砂糖のようなほの甘いコクが舌に広がります。渋味は穏やかで、後味には軽やかな余韻が長く残ります。ストレートでも、ミルクや洋菓子と合わせても、その気品あふれる香味は変わらぬ存在感を放ちます。

祁門の山霧と職人の技が織りなす、世界三大銘紅茶の真髄──
蘭香と甘露が溶け合う優雅な一杯を、ぜひご堪能ください。

祁門紅茶原産地・祁門県の生態環境をご覧ください!