24年南糯山多依寨秋・小茶餅

24年南糯山多依寨秋・小茶餅

販売価格: 3,710~33,630(税込)

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商品詳細

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法を動画解説から文章解説にリニューアルいたします。
これまで動画でのご紹介を中心に行ってまいりましたが、「毎回動画を見るのが少し手間に感じる・見たい部分を探すのに時間がかかる」というお声もあり、このたび新しい形に変更することとなりました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文  3つの視点から、わかりやすくお茶をご紹介します。

お茶の特徴がより掴みやすい説明文に加え、バイヤー・大高勇気の視点から「なぜこのお茶を選んだのか」「どこに魅力を感じたのか」を丁寧にお伝えしていきます。さらに、産地や栽培環境などの背景もあわせてご紹介することで、お茶を飲みながらその土地の風景や作り手の想いまでも感じていただけるような情報をお届けしたいと考えています。 至らない点やご不明な点がございましたら、ぜひご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。これからも中国茶のある豊かな時間を、どうぞお楽しみください。

【生プーアル茶 南糯山 多依寨(2024年秋)】は、雲南省・西双版納州勐海県の南糯山 多依寨で2024年秋に丁寧に手摘みした新芽を、そのまま生茶に仕上げた希少ロットです。 2024年ロットは、新芽を豊富に含む秋摘みならではのまろやかな厚みと上品な甘みが調和し、南糯山らしい柔らかなコクと爽やかな余韻が際立っています。 お湯を注ぐと、やさしい花香とほのかな蜜香がふわりと立ちのぼり、穏やかな森のアロマが広がります。 口に含むと、滑らかな口当たりの中に丸みのある甘味とほのかな旨味がゆっくりと舌を包み込み、後から清らかな爽快感が追いかけるように感じられます。 飲み終えた後には上品な旨味と戻り甘み(回甘)が長く残り、新芽由来の繊細な気品を宿した余韻をお楽しみいただける一杯です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 【生プーアル茶 南糯山 多依寨(2024年秋)】は、雲南・南糯山の山間に佇む多依寨で、秋に丁寧に手摘みされた新芽を贅沢に用いた、生茶の中でも特に上品な仕上がりのロットです。お湯を注ぐと、ほのかに蜜を含んだ穏やかな花香が立ち、静かな森を思わせるアロマがやさしく広がります。 実際に口に含んで最初に感じたのは、舌の上でとろりと広がる柔らかな甘みと、後を追うように現れる清らかな旨味のバランス。特に注目したのは新芽比率の高さで、芽の持つ繊細さと茶葉の厚みが見事に調和し、雑味やえぐみのない完成度の高さに驚かされました。 飲み終えた後には、戻るように続く甘みと、ほのかな涼やかさが長く残り、静かな余韻を楽しませてくれます。バイヤーとして数ある秋茶を試飲した中でも、思わず「これは美味しい」と自然に言葉が漏れたロット。茶葉の姿も美しく、風味・余韻ともに申し分ないため、迷わず選定した一品です。

南糯山多依寨・茶葉生産年:2024年秋
賞味期限:50年


古茶林が息づく甘香の郷──多依寨(たいいさい)

多依寨は、中国雲南省西双版納(シーサンパンナ)州勐海県・南糯山の中腹、標高およそ1,400メートルに位置する山里です。山肌を覆う原生林には樹齢数百年の古茶樹が点在し、少数民族ハニ族の暮らしとともに、昔ながらの自然栽培が守られてきました。

南糯山特有の赤い酸性土壌と、昼夜の寒暖差を生む高地気候、そして一年を通じて発生する潤いある霧が、茶葉にしっとりとした甘みと爽やかな芳香を授けます。春にはハニ族の手によって一芯二葉が丁寧に摘み取られ、揉捻と殺青を穏やかに施す伝統工程で、生プーアル茶へと仕上げられます。

多依寨の生プーアル茶は、淡い黄金色の茶湯から立ち上がる蜜柑の花を思わせる甘い香気と、ほんのり柑橘を帯びた清涼感が特徴です。ひと口含むと、とろりとした質感とともに優しい甘みが舌を包み込み、わずかな苦みが瞬時に甘露へ転じる“喉越しの変化”が心地よく続きます。飲み進めるごとに、古茶林ならではの奥行きある甘香と滑らかな喉ごしが重なり合い、穏やかな余韻を長く残します。

多依寨が育んだ、古樹の生命力と山霧の潤いを映す生プーアル茶。
自然の甘香が重なる一杯を、どうぞゆったりとご堪能ください。