2013年生プーアル・曼松喬木Teabag・極稀少
2013年生プーアル・曼松喬木Teabag・極稀少
販売価格: 3,780円~35,100円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
商品詳細

【大高勇気バイヤー視点の解説】 十年超の熟成が“密度”と“透明度”を同時に引き上げたロット。湯を含むと、シルクのように滑らかな茶液がゆっくりと広がり、杏や蜜の果実を思わせるやわらかな甘香が層になって立ち上がります。味の芯は細くまっすぐで、厚みはあるのに重さは残さない——その線を通すのが曼松らしい力強い茶気で、体の中心へすっと届きます。渋みは丸く整えられ、雑味はきわめて少なく、温度が下がるほど香りの輪郭がいっそう明瞭に。飲み終えたのち“澄んだ甘さ”が静かに伸び続け、喉奥には涼やかな気配が長く留まります。これは私たちの専門語でいう「時間の味わい」。エイジングを経たお茶だけがもつ、余韻の持続線と質感の円熟をはっきり体現しています。
ティーバッグでありながら、杯を重ねるほど甘みが加速し、香・味・後味が乱れない完成度は素晴らしい。85〜90℃・短め抽出で立ち上げ、二煎目はわずかに延長すると、果実様の甘香と曼松の茶気が最良のバランスで現れます。熟成が育てた“長さ”と“品”で、幸せな余韻が広がるような特別な一杯です。
生プーアル・曼松生産日:2013年4月19日
ティーバッグ生産日:2025年11月19日
賞味期限:50年


熟成が育てた厚みと繊細さが美しく重なり、静かな品格を感じさせる一杯です。とろりとした口当たりの奥に、杏やドライフルーツを思わせる甘みと深いコクがゆっくりと広がり、余韻には澄んだ回甘と涼やかな気配が長く残ります。水の深い静けさを軸に、土の円熟したまろやかさが静かに寄り添います。

貢茶の記憶を宿す甘香の里・曼松(マンソン)
曼松は、中国雲南省西双版納(シーサンパンナ)州・勐腊県にひろがる倚邦(いぼう)古茶山の一隅、深い森に抱かれた小さな寨です。清代には皇帝への貢茶に選ばれた由緒をもち、いまも古茶林と静かな営みが息づいています。
標高およそ1,300〜1,500メートル。霧が日々往来し、昼夜の寒暖差が大きい山の小気候のもと、花崗岩や砂岩が風化した赤黄壌土が茶樹の根を深く導きます。倚邦らしい小葉種を主体に、樹齢百年を超える古茶樹が点在。無施肥・無農薬の自然な管理が守られ、清らかな湧水と豊かな腐葉土が、繊細で澄んだ甘みを育みます。
早春、朝霧のやわらぐ刻に一芯二葉を手摘み。摘み取った柔葉は竹簾で静かに萎凋し、薪火釜で短時間の殺青を施します。揉捻は圧をかけ過ぎず葉脈を傷つけないよう穏やかに。仕上げは遠火でゆっくり乾燥させ、曼松がもつ“涼やかで伸びやかな甘香”をそのまま封じ込めます。
茶杯に注げば、白い小花や柑橘の花を思わせる上品な香りが静かに立ちのぼり、口に含むと、とろりとした口当たりとともに澄んだ甘露が舌を包みます。苦渋は控えめで、雑味はきわめて少なく、のみ下す頃に“氷糖甜”を思わせる清らかな甘みがふっと戻る——その余韻は長く、気配は透明。品位と静かな力強さが、曼松ならではの風格です。
倚邦古茶山が育んだ曼松は、名山のなかの“細かな畑ごとの個性”を一つずつたどりたくなる、生プーアル茶の精髄。 森の静けさに溶け込むような甘香を、一煎ごとにゆっくりとお楽しみください。








