鳥東山蜜蘭香Teabag・ブラック

【ご案内】2025年より茶葉紹介方法が文章解説に進化しました。
・茶葉の特徴をまとめた説明文
・大高勇気バイヤー視点の解説
・産地や環境についての紹介文　　3つの視点から、わかりやすく解説します。

【鳳凰単叢 鳥東山 蜜蘭香 TeaBag〈ブラック〉】は、広東省・鳳凰山鳥東山で早春に摘み取った芽葉を伝統炭火でやわらかに焙煎し、単叢茶ならではの「一樹一香」をそのままティーバッグに閉じ込めた一杯です。 澄んだ橙黄色の茶湯からは、ライチのドライフルーツを思わせる甘い果実香と華やかな花香が重なり合い、まさに “茶中の香水” と称される鳳凰単叢の個性が際立ちます。 お湯を注ぐと、ふわりと立ちのぼる蜜蘭香が軽やかな炭火焙煎香と溶け合い、心ほどける優雅なアロマが広がります。口に含むと、とろけるような甘みと潤いが喉まで行き渡り、高山茶特有の清涼感が甘い余韻とともに長く続きます。 花香・果実香・甘みが三位一体となった奥行きある風味が最後まで持続し、ティーバッグながら単叢茶の魅力を存分に味わえる逸品です。

【大高勇気バイヤー視点の解説】 鳳凰山鳥東山の標高1,200 m付近で育った古株から頭春に摘んだ芽葉を柔らかな炭火で12 時間かけて仕上げ、“一樹一香”を丸ごと封じた限定ロットです。湯を注ぐと、ライチやドライフルーツを思わせる甘い果実香に蘭の花香が折り重なり、ほのかな焙煎香が奥行きを添えます。茶液は澄んだ橙色。口に含めば絹のような滑らかさとともにとろける甘みが喉へ伸び、高山茶特有の清涼感が心地よい余韻として長く続きます。二煎目以降は蜜感がよりクリアになり、冷めても香味が崩れないためアイス抽出でも実力を発揮します。果実の酸味を生かしたタルトや軽いチーズケーキと合わせれば、甘香と花香がデザートの風味をいっそう引き立てます。花・果実・甘み三層のハーモニーをティーバッグで手軽にお楽しみください。

鳥東山蜜蘭香生産年：2024年4月
ティーバッグ生産日：2024年11月11日
賞味期限：15年

雲海を抱く鳳凰単叢の頂・鳥岽山（うどうさん）

鳥岽山は、潮州市北部にそびえる鳳凰山系の第二高峰で、標高1,391 mに達します。険しい山道を登り切った先には、眼下に茶園が緑の絨毯のように広がり、「鳳凰単叢はまず鳥岽に始まる」と語り継がれるほど、この山は高香気単叢茶の代名詞となっています。

山頂西側には、古火山口に湧いた「天池」が静かに水を湛え、春には野生ツツジが湖畔を彩ります。澄んだ水源と原生林が織りなす景観は、まさに天空の楽園。その環境そのものが、茶樹にミネラルと清冽さを授けています。

鳥岽山は年間140 日以上が雨天、相対湿度は約80％。日照は穏やかで昼夜の寒暖差が大きく、平均気温は17 ℃前後。雲霧が厚く立ちこめるため紫外線がやわらぎ、茶葉はゆっくりと養分を蓄えます。黄壌土に富む山肌には有機物が厚く堆積し、高海抜ゆえに害虫もほとんど発生しません。こうした「自然の温室」が、芳香成分とアミノ酸を豊富に含む柔らかな葉を育むのです。

この環境で生まれる鳥岽単叢は、澄んだ橙黄色の茶湯にライチや蘭を思わせる華やかな香りが重なり合い、口に含むと厚みのある甘みと長い余韻が続きます。高地特有の清涼感と炭火焙煎の香ばしさが交差し、「茶中の香水」と称される品格を体現します。

鳳凰山の大自然が醸す唯一無二のアロマ――鳥岽山が育てた極上の一杯で、
心ほどける悠然の時間をお楽しみください。

鳳凰単叢原産地・鳳凰山の生態環境をご覧ください！

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